こんにちは。基礎2土曜クラス聴講助手の片山です。
10月17日(土)基礎2土曜クラス 第8回講習がおこなわれました。
今回の講習では榮穴、兪穴を用いた補助治療を学んでいきました。
現在では反応の診づらさなどからあまり補助治療で用いられる事が少ないようですが、基礎2講習会では余すとこなくしっかりと学んでいきました。
膝から股関節の疾患は足の榮兪穴、肘から肩関節疾患は手の榮兪穴の反応を診て補助治療として鍼またはお灸をするようです。
反応は骨際に出やすく主に圧痛を診ていきます。
原先生が講義の中で仰っていらした「理論重視ではなく、大事なのは現象である」という言葉が印象的でした。
実技では腰部もしくは三陰交に灸頭鍼を行いました。
三陰交の灸頭鍼は皮膚面に対し45度ぐらいで刺入していました。艾が燃える前は艾炷の重みで鍼は撓むのですが、艾炷が燃えてきた時に鍼が立ち輻射熱が鍼周囲に均等に当たるようにするのがポイントのようでした。
灸頭鍼の効果は主に輻射熱によるもので、艾炷は冷めるまで置いておくのではなく、表面が燃えきったら取り除くとのことでした。受講生のみなさん最初は恐る恐る取られていましたが、火傷もなく出来たようで良かったです。
みなさん太い鍼も鍼管を使わずに痛みなく刺入出来るようになっているようでした。
この様な特殊鍼法は普段使わないとしても練習をしているといざという時に使う事ができますね。
次回の講習は11/21(土)です。
基礎2土曜クラス 聴講助手 片山