今年度講習会も始まりました。
初回は大まかな講習会の流れと精気について。
「精気」という言葉は積聚会の中では当たり前として使われていますが、それがただの観念で終わらない様に、具体的な例えで説明してくれます。
原先生の解説は、毎回身近な例えを何通りも示してくれるので、とても解りやすい。
それに絡めて病症も「陽実は、例えば‥‥」。陰虚がそれを引き起こすことを普段目にしていたり、感じていたりすることで「〜こういうことが、体で起こってる」と。そう言われるとイメージし易い！
他にも、全く当たり前の事なんだけど、とても大事なことに注意を向けさせてくれます。
「時間が長いのが良い治療ではない。実はうつ伏せはツライ姿勢でしょ？ 時間を短縮する為に技術的なことはすぐに出来なくても、すぐ改善出来ることは今すぐやらなきゃ」。
つまり、道具の置き方、タオルの掛け方、その他諸々。無造作にやっているように見えても、実はすごく計算されて時間の無駄を無くしているので、そういうことに注意して先生の治療を見ると、また別な発見が色々あると思います。
それから実技中は、ぜひ直接指導してもらって下さい。なかなか原先生と手を合わせる機会なんて無いんですよ。
講習会終了後は、養老乃瀧課外授業。
基礎２土曜日助手 野平有希