基礎2東京日曜コース 第3回

こんにちは。基礎2東京日曜コース助手の田坂です。今日から7月スタートです。本日、基礎2日曜コースの第3回が狛江太子堂鍼灸院にて開催されました。
 今回も前回の復習をしながら始まりました。前回(第2回)の内容は、陰陽による人体の見方と積聚治療における病症の成り立ちである「冷え」と「のぼせ」の関係についての講義がありました。

陰陽による人体の見方には、⓵深浅 ⓶内外 ⓷上下 ⓸陰陽の4つがあります。これらの陰陽による人体の見方は、東洋的(陰陽)に人体の構造を理解すること、症状の発症や程度を把握すること、補助治療の選択をする上で重要な見方となります。
 
 また、積聚治療における病症の成り立ちである「冷え」と「のぼせ」の関係は、積人は精気が虚(生命力が低下)すると、まず冷えが手足の末端から始まると考えます。これはのぼせに対しての冷えと称しているもので、冷えがのぼせをもたらし、徐々にその冷えが上に昇り、さらに症状が悪化すると解釈します。そして、この冷えとのぼせの関係から、陰の病症(冷えによる症状、虚の症状、下虚の症状、陰の虚の症状)と陽の病症(冷えにのぼせを伴う症状、実の症状、上実の症状、陽の実の症状)に分けて考えていきます。

 今回(第3回)は、陰の病症(運動器疾患)の補助治療を学び、陰の病症で確認していく腸骨稜の指標(BL54)を確認していきました。今回は、この指標の反応を取っていくために、委中、委陽、崑崙、太渓、失眠のいずれかを選択し、鍼もしくは灸を使用しての治療を行いました。


写真:もう一度、腸骨稜などの指標の触り方を確認しています。


写真:崑崙と太渓の触り方も特殊です。


写真:カルテの記入も含め1時間で交替します。


写真:失眠のお灸中!

次回(7月15日)は、いよいよ特殊鍼法に入る予定です!
基礎2東京日曜コース助手:田坂