易経入門講座 第9回

1月11日(土)に今年度初めての易経入門講座が行われました。

今回の大成卦は「雷沢帰妹」「雷火豊」「火山旅」「巽為風」「兌為沢」と盛りだくさんでした。
中でも「雷沢帰妹」「雷火豊」は前回に引き続き考証学的な解説。
テキストにしている『易経入門』や一般的な『易経』とは違う視点で、当時の風習や地理に基づいた解釈が紹介されました。
一方、「火山旅」「巽為風」「兌為沢」については従来の儒教的な発想での解説でした。
考証学と経学の雰囲気の違いを感じれたのではないでしょうか?

占いでは、兆(きざし)に着目しました。
昔の易の達人は異変を見つけると兆として、そのシチュエーションを元に卦を立てて占うことがあったようです。
それに倣い、ある受講生が生活の中で起きた異変を兆とした占いを考察しました。
正解のない占いである分、いつもより多角的な読みがたくさん飛び出しました。

また、カプセルトイの中身をあてる射覆も行いました。
残念ながらピッタシの正解はいませんでしたが、惜しかった解答はチラホラ。
皆さん卦を考えることに慣れてきたようです。

次回は2月15日。
いつもと違う部屋なので受講生の方はご注意ください!