11月25日(土)に基礎1コース土曜クラスの最終回が開催されました。
今回はてい鍼についてです。
積聚会で使用しているSJてい鍼はバネの無い重量が5gで、ステンレスの鍼管に金属の棒を入れているような構造になっています。
構え方は押手・刺手とも毫鍼と基本的には同じで、鍼柄上部を挟み鍼体を支える姿勢を保ちます。圧迫の強さはピタッと皮膚に触れているだけで、強く皮膚に押し付けないようにします。てい鍼が対象となる方は、皮膚が過敏な方やアトピーなどの皮膚疾患の方、体が凄く弱っている方、妊婦さんや小児などです。
実技では桂田先生のデモの後、受講生の方に何も見ないで、基本治療からカルテ記入までの基礎1コースで習った一通りの流れをやってもらいました。少し不安そうな方もいましたが、時間内に皆さん無事終わることができました。また、毎回の講座のスタートで委中へのSJ毫鍼の練習をしていたこともあり、鍼の扱い方がだいぶ上達してきました。
今回で基礎1コースは終わりになりますが、ここからがスタートですので、練習や臨床を重ねていただきたいと思います。来年の3月に学術大会もありますので、ぜひお会いしましょう。
助手 酒巻