基礎Ⅱコース第3回は、指間穴についてです。
場所は、一般的に水掻きと言われる部分になります。
この指間穴は臨床で様々な疾患に使える、応用範囲が広い補助治療です。
主に適応となるのは、運動器疾患、痛みの症状(例:膝痛・頭痛など)になります。
取穴の場所ですが、水掻きの反応の強いところ(痛み、違和感)です。
触ってみると、分厚くなっていたり、痛みが強くでていたりと反応がしっかり出ていることが多いのも特徴です。
使い方としては、以下のような形になります。
急性症状(例:突き指、足首の捻挫、外傷を含む)→同側の指間穴
慢性症状(例:弱い膝痛、頭痛)→症状の反対側の指間穴
慢性症状(例:強い膝痛、頭痛)→症状の反対側で遠い指間穴
続積聚治療P118も参考にしてみてください。
使う道具ですが、
毫鍼:急性症状(例:寝違え・ぎっくり腰)
透熱灸:慢性症状(強)
知熱灸:透熱灸に耐えがたい場合
刺絡:うっ血がある場合
てい鍼:慢性症状いで、他の手段で変化が見られない場合
と使い分けをしていきます。今回は、毫鍼と透熱灸をお互いに練習しました。
指間穴は、色々な症状に応用が効く補助治療です。ぜひ試してみてください。