2024年度 基礎1コース 土曜日クラス 第6回

9月7日積聚会事務局で基礎1土曜日クラス第6回の講習会が行われました。

肩部治療の理論について酒巻先生の講義がありました。いよいよ最後の治療段階となります。

これまでの治療では腹臥位や仰臥位といった姿勢で行っていましたが、座位になった姿勢で鍼をします。人体における重力の影響が変わりますから、皮膚の緩み具合や左右のバランスが変わります。そういったバランスを最後に整えるのが治療の目的です。

基本治療のすべての手順をデモンストレーションで確認した後、受講生同士ペアで実践しました。

基本治療をすべて通しでするのは初めてでしたが、手順を確認しながらスムーズに進めていました。夏期セミナーに来ていた方はもちろん、各自でしっかり復習していたんだなと感心です。みなさん鍼を持つ手付きが初めの頃とだいぶ変わっていました。

たくさん経験を積み重ねていけば基本治療は大丈夫そうです。

これからは、指標の見方、腹積の触り方、背部兪穴の取穴など、細かいところが正確に取れているか、先生の手を真似してどんどん吸収していってください。指標が変化する実感、治療の手応えが感じられるようになるともっと面白くなってきます。

助手 高木