2024年度 基礎1コース 日曜クラス 第6回

2024年7月21日に基礎I日曜コースの第6回の講習が行われました。

今回のテーマは肩部治療になります。

肩部治療は小林詔司先生が臨床において患者さんが仰向けで寝た状態で治療を終え、そこから立ち上がった時に眩暈を起こしたり、ふらついたりした経験から、立ち上がる前に一度座位になり落ち着かせる事でこれらの予防になると考えて、肩部治療が考案されたと説明がありました。

肩部治療は肩上部の左右のこりや圧痛を確認し、左右を比較して健側に鍼をした後、肩部の湿り気をタオルで拭う方法で、これで基本治療は終わりになります。

肩部治療の注意点としては子供と妊婦には行わないことや、指標の変化を確認しながら慎重に行うことで、ドーゼオーバーに気をつけることができると説明がありました。

   

     

実技のデモではこれまで習ってきた基本治療を最初から通しで行われ、その後ペアになりお互いに基本治療の手順を最初から最後まで通しで行い、腹診と背部の取穴については、手塚先生からのチェックがありました。

     

また、実技練習ではこれらのチェックのほかにも、講習生たちは自主的に脈診などの確認を先生にしてもらい、自分の評価と照らし合わせていました。

今回の講習までで基本治療の手順の全てを学びました、まずはこの基本治療を何も見ずに治療できるように、家族や友達など身近な人を治療してみてください、たくさん経験する事が積聚治療に限らず、上達する方法だと思います。

 

助手 川浦 渉太