2025年11月1日土曜日に積聚会事務局で基礎Ⅰ土曜クラス第9回目の講習会が行われました。
今回のテーマは「基本的な補助治療(四肢のツボを使った補助治療)」です。積聚治療における補助治療の意義と四肢のツボを使った補助治療の授業を行ったあと、受講生同士でペアになり、主訴の確認から基本治療と補助治療、カルテ記入まで行いました。
基本治療でも残った積をさらに変化させるために補助治療を行いますが、四肢のツボは巨刺の概念を用いて、反応の強い側を患側とし、健側に取穴して刺鍼します。健側と患側を見つけるのがポイントになります。
治療手順を確認しながら、各々のペースで基本治療を進めていきます。途中、接触鍼のときの鍼の持ち方と刺鍼時の鍼の持ち方の違いを確認していたり、脈診時の手の力の入れ方をいろいろ試したりと、脈診の結果、腹診の結果が一致すればいいということでなく、それに至る過程や努力の方向性があっているのか、質問の質が上がってきている気がします。実践しながら、新たな疑問がわき、それを解消しながら進んでいくことは一番の醍醐味ですよね。
相変わらず、カルテ記入に時間がかかってしまうのはご愛嬌。患者側、術者側ともに助け合いながら、カルテに向かう姿はとても一生懸命で、それを心配そうに見つめる酒巻先生でした。
次回は最終回となります。なんだか寂しいです。打ち上げがありますので、いろいろお話できることを楽しみにしています。
助手 高木
