本当ですね。基礎の積み重ねがいつしかひとつの形になると思います。技術力を上げるというのは根気のいる作業です。臨床をしていて思うのですが、治らなかった患者のことはいつまでたっても覚えていますが、治った患者のことはあまり記憶にありません。技術が身に付かず、考えて、繰り返しているうちは、なんで上手くならないんだろうと悩み、時に落ち込みます。そんな苦労はしっかり覚えています。しかし、いざ技術が身についてしまうと、その時の感動は一瞬で忘れて、次の課題が見つかってしまいます。初めてSJ銀鍼を使用して、委中の刺入練習をした時のことを今でも覚えています。あれから10年。少しは上達したのかなーと、ふと考えたりします。苦労した経験を、積聚治療を学んでいる皆さんに紹介できたらと思います。なぜなら臨床を続けるとそれ以上にすばらしいことがいっぱい待っているということも紹介できますから。
コロ助は我が家に来たばかりの頃、玄関に段ボールを置きその中を家にしてました。すっかり大きくなりましたが、今でも段ボールの中が好きです。「お手」「よし」などの躾けに必要な言葉以外に、「おやすみ」というと段ボールに入り眠ります。