お久しぶり!

今年度の各講習会も終わり、その位の時期からTwitterを始めた爲に、すっかり会のブログを更新するのを忘れていました。いつも見てくれている方々ありがとうございます。てなわけで、最近の事をぐだぐだと話たいと思います。

私が勤務する東京衛生学園専門学校では、私が直接積聚治療を教える機会はないのですが、先週まで姉妹校の神奈川衛生学園専門学校で5回にわたって積聚治療の紹介をしてきました。5回の内容を簡単に紹介すると、1回目が昭和から現代までの日本の鍼灸治療の簡単な歴史と積聚治療について。押入法による委中の刺入練習。だたし使用する鍼はアサヒの銀鍼寸3の3番。2回目に精気の虚の説明と、膝周りに指標の確認と腹部接触鍼。3回目が2回目の内容+脈調整と腹診。4回目が2、3回目の内容+背部兪穴治療。5回目が会長の「生きる」のDVD上映となってます。

国家試験を控えたこの時期にしては、皆さん非常に熱心に授業に参加してくれたと思っています。何人かの学生さんが興味を持ったのか、質問にもきてくれました。中には講習会にも参加したいと。治療ができるようになるまで、どの位かかりますかという質問もありました。単純ですが、難しい質問です。

現在、積聚治療の講習会は4年間で治療の全体が見えるようにカリキュラムができています。簡単に説明すると、基礎Ⅰコース→基礎Ⅱコース→応用コースがその流れです。基礎ⅠとⅡを合わせた基礎集中コースや他にもありますが、最低4年間必要になります。勘違いしないでほしいのは、講習会に参加して新しいことを学ぶのに約4年かかるというだけげ、実力がつく、技量が上がるのに4年ではありません。だから、講習会に参加しているだけ、自分で臨床はもちろん、本を読んだり、練習をしないと、いつまでだっても上手にはなりません。しかも、講習会として紹介している内容では積聚治療の一番すごいところは、まだ何もわかっていないと言ってもいいでしょう。具体的に言うなら、4年間がんばって、スタートラインに立てるとも言えます。

4年という時間、それにかかる講習会費用。長い、高い、そう思うかも知れません。でも、人を治療するって、そんな簡単なことでしょうか。鍼灸を学び始めたころの、初めて耳にする東洋の治療体系、刺鍼施灸技術の難しさを忘れていませんか。そして、学ぶ、技術を上げる楽しさを。

積聚治療を学びたい人来たれ。

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コロ助も久しぶりー。