2013年6月1日に基礎1土曜コースの第3回目が行われました。
今回は
- 脈の調整
- 腹部の区分
- 再診カルテの記入
を中心に講義が進められました。
脈の調整
前回の復習の脈診を行った後に、
孔最穴付近の状態を確認し、太淵穴または大陵穴に鍼をしました。
鍼をしながら脈、孔最穴付近の状態の変化を確認。
太淵や大陵への鍼は基本刺鍼練習を行っている委中穴に比べて面も狭く不安定になりがちなので、安定した鍼が行えるよう、押手の工夫が必要です。
腹部の区分
腹部の区分は積聚治療の大きな特徴の一つである「腹証」を立てるために重要なところですので、曖昧にならないようしっかり身につけましょう。
- 縦の区分のポイントは 胸骨下端、上カン穴、陰交穴、気海穴、関元穴
- 横の区分のポイントは 腎経、胃経
ここをしっかり押さえておくと良いでしょう。
再診カルテの記入
再診カルテには
- 環境(気温や湿度、気圧など)
- 指標(訴え、圧痛があった箇所、脈)
- 治療(どこに何をしたか)
などを記入していきます。
最初は書きにくく煩わしいものですが、カルテをしっかり記入することを意識すると、治療にも曖昧さがなくなってきますので頑張って慣れていきましょう。
次回は2週間開いて6月22日です。忘れずに!