もしも、今流行りのあれをしたほうが、良いのか、迷っているのなら、
例えば、こう考えたらどうでしょう。
今、私達は、数千年前に書かれた本から、沢山のことを学ぶことができます。
そこには、現代にあっても、色褪せない、真理と呼ぶことに、いささかのためらいのない、膨大な知恵があります。
正に、過去現在、また洋の東西を問わない、経、と呼ぶにふさわしいものだと、言うことができます。
さて、そこで、貴方がしようとしていることは、
千年の後も、変わらぬことでしょうか。
それとも、数年の後には、去ってしまう、ブーム、というものでしょうか。
視線の先が、ごく近いところにあると、ともすると、本当の価値、を見誤ってしまうかも知れません。
もしも、今、貴方が学ぼうとしているものが、
人類の共通の財産になり得るものだとしたら、
それは、数千年後の、誰かの姿を、
今の私達から、見ることができるのでは、ないでしょうか。
その上で、数千年の時を越えて、受け継ぎ、伝える人の一人になるのも、
悪くない選択だと、私には思えるのです。
そう考えてみては、どうでしょうか。