2年ぶりの小林詔司会長による応用2クラス。
2回目の講習会の内容は、東洋的なものの見方から精気の虚という積聚治療における病の考え方を解説、そして病の分類、そして現在の積聚治療の構成といった内容でした。
東洋と西洋を医学や鍼灸において説明する場合に、全体を見るのと部分を細かく見るのことを説明していることが多い印象です。そんなこと知っているよ、と、東洋医学、東洋的な見方の鍼灸治療をしている人達は言うかもしれませんが、意外とわかってないことが多い印象を受けます。
全体を見る場合、部分はその一部であり、全体を理解することで部分の理解が進むことや、逆に部分を理解することで全体が見えてくるということがあります。これは、治療理論にもおいても同様です。部分の理論を説明していることが全体の理論を説明していること、全体の理論を説明していることで部分を説明が理解できることがあります。今回の講義内容であった病の考え方の説明、病の分類の説明、同じように理解して欲しいのだが、受講生の反応を見ていると、まだまだ単独での理解が否めませんね。
長年の会長のお傍におり、臨床の声を聞き、食事をし、アメリカ行ったりしていると、徒弟制度とはこういうものだったのかということを考えさせられることがあります。東洋的なものというのは教わり、感じ、そして理解できるようになるようです。同じこと何度も繰り返す。これは実技の練習や臨床だけでなく、易を立てることにも言え、結果、東洋的な見方にも言えることだと思います。
なーんて、難しいこと言ってても仕方ないですね。まずは、技術を身に付けましょう。試験が待ってますので。
応用2助手 高橋