応用1コースの助手の田坂です。
5月31日(日)とても暑い日に応用コース第2回が実施されました。
講義は、前回の復習と質問から始まります。
前回の講義でのポイントは、問診での注目すべきことでした。
ポイントは2つ
① 日常生活での習慣と新規に注目する。
② 既往歴と社会歴を時系列に注目しながらみていく。
このポイントをしっかりと押さえて問診できると、精気の虚を起こした原因を突き止めることができるという訳です!
写真1:実技は督脈上に4穴知熱灸を行いました!
講義では、前回の初診カルテの内容の小便・大便に続いて、月経・食事・嗜好品・睡眠についてをみていきました。今回は、実際の症例を挙げての説明もありました。
臨床をしていると、食事は精気の虚に影響しているというのをすごく実感します。
食べ物に害があるというよりも、食べ方に害があるということ。また、大切なのは、食べた量に応じて食べた物が全て身体の力(精気)になるわけではないということです。
消化にはそれ相当の熱気(精気)が必要で、必要以上の摂取は身体に負担になってしまいます。
最近は、健康ブームでテレビや雑等で、いろんな食べ物飲み物が紹介されています。
身体にいいからと毎日のように摂取しているものが、実は、精気の虚のを起こす原因になっていることが多々あります。みなさんも毎日の臨床での問診をこんな所に注目しながら聞いてみてください。
今回の講義の食事についての内容は赤本P126~130、睡眠については赤本P132~134に書いてあります。もちろんWillとやまい一口メモも参考にしてください。
大希先生もおっしゃっていましたが、食事についての本はたくさん出版されていますので、ぜひ読んでみてください。私も気になったものや薦められた本は買って読むようにしています。
写真:家にある食事関係の本のほんの一部です。
次回は、6月14日になります!
応用1日曜コース助手:田坂里織