基礎2土曜クラス聴講助手の桂田です。
10月3日(土)に行われた基礎2土曜クラス第7回の報告です。
今回はこれまでも何度か先生の話に出ていた井穴です。
治療回数を重ねて色々な補助治療を試し、それでも不十分な時に井穴という流れの説明でした。
(正確には井穴も補助治療ですが!)
指の井穴は、経穴の教科書で見ると手足合わせて片側11穴です。
しかし、積聚治療では爪根の両サイドを井穴とみなします。
つまり手足合わせて片側20穴です。
こんなに多くの井穴からどれを選ぶか、それを決めるときに使うのがテイ鍼です。
テイ鍼を力を加えずに井穴に当てて、敏感だったり鈍感だったりするところを探します。
色、充血、ささくれなども他の指と違えば判断材料になるということでした。
井穴も今まで出ていた補助治療の個所と同じように陰面と陽面の境目なので、適応する症状が幅広く紹介されていました。
基本的には手の井穴は肘~手首と顔面、足の井穴は膝~足首と後頭部の症状ということです。
先生も「よく使う」とおっしゃていましたね。
では井穴にどのような手段を加えるかというと、刺絡かお灸です。
赤黒ければ刺絡、白ければお灸と説明がありました。
今回の実技では補助治療としてお灸を使うことになりました。
熱さに驚く声もチラホラ!
しかし熱さの後には効果を実感した人も多かったようです。
先生は毎回「自分で経験してみることが大事」とおっしゃっています。
特に井穴は自分で施術をしやすい部位です。
ちょっと体調が悪いときなどに色々試せますね。
最後に井穴のお灸の写真を貼っておくので参考にどうぞ!
基礎2聴講助手 桂田大輔