聴講生の桂田です。
基礎1土曜追加クラスの第5回目が7月16日に行われました。
今回の内容は背部兪穴治療の準備段階、区分と取穴でした。
背部兪穴治療は積聚治療の大きな特徴の一つです。
積聚治療の特徴には「腹証に基づいて背部兪穴に治療するのを基本治療とする」という一文があります。
つまり前回の腹診・腹証と合わせて、積聚治療の本丸とも言えます。
講義では背中を五領域に分ける境界と、その領域の中のどのようなツボを使うかという話でした。
テキストに書いてある内容の他、実際に区分するときに使える骨の目安も挙げられました。
これは覚えてると覚えていないで、取穴スピードが全く違ってくる重要な情報です。
実技では習ったことを使って、お互いに境界線を引いて区分してみました。
経絡経穴の教科書に載っている寸法に従うのではなく、体に合わせての五領域となります。
実技ペアをローテーションすることで、脊椎棘突起や膀胱経二行線の位置には個人差があることを実感できる貴重な場でもありますね。
次回はここまでに出てきたことを総動員して、いよいよ積聚治療の手順を一通りやってみることになります。
そのためにも復習をしっかりしてきてくださいね。
-おまけ-
講習会後に基礎2コースの人たちと合流して暑気払いが行われました。
普段訊けない話もたくさん飛び交い、どちらの受講生も盛り上がっていました。
「飲み会でこそためになる話が聴ける」という先生もいますし、機会があったらどんどん参加するのがお勧めです!