基礎1東京日曜クラス第10回 報告その1

こんにちは基礎1日曜コース聴講生の佐藤です。11月27日に行われた基礎1コースの10回目、最終回の様子をご報告させていただきます。講師は横山季之先生です。

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最終回の講義の中心は「刺激量」についてです。

積聚治療で精気という言葉は、「消化力」という言葉でも表現されます。

この表現は治療時において刺激量の説明で用いられることが多く、重要なことはその人の消化力に応じた刺激量を与えなくてはならないことです。

もしも刺激が少ないと、治療の変化は分かりづらいですし、逆に多過ぎると悪化してしまいます。

これら刺激をコントロールする方法として、治療で用いる鍼を例に説明されました。

刺激が一番あるのはもちろん刺絡に用いる三稜鍼、逆にないのは刺さらない鍉鍼、2つの鍼の間が銀鍼ということです。

ただしこれらの道具を使いこなすためには、その患者さんの消化力の確認、つまり精気の虚の程度を指標で把握する必要がありますので、治療中は何度も指標を確認することを強調されました。

次に講義としては珍しいビデオ鑑賞が行われました。

ビデオの内容は貴重な小林先生の治療映像で、横山先生の解説とともに1年間の復習が行われ、最後はいつも通りお互いの治療をし、1年間の講義は全て終了となりました。

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基礎1講習会を受けられました受講生の方々いかがでしたでしょうか。横山先生の指摘された通り、積聚治療に秘伝はなく、あとはとにかく習ったことを反復し治療経験を積むことです。

最後に一年間ご指導していただきました、横山季之先生、横井先生、一緒に聴講生として入られた先生方、そしていつも熱心に講義を受けられていた受講生の皆様、一年間本当にありがとうございました。

基礎1東京日曜聴講生 佐藤