日曜基礎Ⅰコース 6回目

いつものようにヤンヤンで食事して帰ったら12時過ぎてた。昨日更新ができなかった。反省。紹興酒を飲みすぎたかな。

さて、昨日で季肋部の募穴治療まで終了しました。これで基本治療が全て終了しました。8月は講習会がないので、次回は9月からの開始になります。残り6回で補助治療を解説しながら、再度基本治療を項目事に毎回確認していくのが今年の日曜コースです。積聚治療経験者が多いので初めての試みです。講習会第1回目に習った『接触鍼』ですが、これまでの6回3ヶ月の間に、皆それなりの形になってきていますので、改めて基本を確認していただきたいと思います。

技術の向上を目指すときにもっとも大切なのは、自分の技術を他人に説明できるくらいに分析することです。自分が今何をやっているのかがわからないと、他人と比較してもその違いはわかりません。例えば接触鍼中の刺手の母指と示指はどのような動きをしていますか?自分が鍼柄のどの位置を持ち、どのような動きを、その角度で、どの位動かしているかわかっていますか?母指と示指は分かっている人は多いと思いますが、それでは刺手の小指は何をしていますか?説明できる人は少ないでしょう。

この世は2人として同じ人はいませんし同じ症状の人もいません。2人と同じ人がいない患者に、不安定な技術で治療していると、何が良かったのか悪かったのか評価ができません。患者が同じになることは絶対にないのだから、治療者は技術を安定させる必要があります。孫子の『己を知り、敵を知るものは百戦危うからず』ではありませんが、患者の状態を知るために、自分の技術を知りましょう。

写真は太子堂でのお昼ご飯。

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