基本治療は非常に大切です。
基本治療が上達する事で実はかなり指標の変化が出ますし、もちろんそれは主訴への影響も大きくなると言うことです。
自分が初学者だった頃を振り返ると個人的には、基本治療が上達して指標の変化が実感出来るようになった頃は、とても治療が面白く感じました。
受講生の方たちもこの治療の面白さが出てくると、もっともっと積聚治療を深めて行きたいというモチベーションにきっと繋がって行くと思います。
積聚治療は、易経を元にした東洋思想がベースとなっていて学校で学ぶ東洋医学とはまた違った側面がある為、初めはその考え方に馴染めず戸惑う事も多いと思います。
しかし実際には治療手順もシンプルで術者に委ねられる部分も多い、自由で柔軟で汎用性が非常に高い治療だと思います。
今回、積聚治療がわかりにくいという話が受講生の方から出ていましたが赤本の227ページには、小林先生のそれに対するであろう答えが書いてあります。ぜひ読み返してみてください。
皆さんが積聚治療の面白さを感じて、学ぶこと、練習を重ねることが楽しくなってくれる事を心から願っています。
(鈴木いずみ)