積聚治療 応用1コース日曜クラスがスタート!
積聚治療を学んでいる皆さん、こんにちは!
この度、6月8日(日)に積聚治療応用1クラスがスタートしました。 この応用クラスは、基礎で培った知識と技術をさらに深掘りし、様々な症例に対応するための応用力を身につけることを目的としています。
第1回授業のポイント
第1回目の講習会では、積聚治療の根底に流れる東洋的な(易の)発想に触れました。積聚治療の目的は、単に陰陽を調整することではありません。「太極」である生命力を回復させることに焦点を当てています。生命力の回復を目指して治療を行うことで、陰陽や虚実は自然と調整されていく、という考え方で治療を進めます。
この考え方を理解すると、他の鍼灸治療法がなぜ効果を発揮するのか、その仕組みも全て把握できるようになります。だからこそ、積聚治療では、この太極に焦点を当てた東洋的な考え方(易の発想)を非常に大切にしています。応用1クラスでも、改めてこの東洋的な考え方を確認していきました。

患者さんへの説明の重要性
さらに今回の講習では、治療後の患者さんへの説明の重要性についても学びました。
どれほど的確な治療を行っても、患者さんがその治療を理解し、ご自身の身体と向き合えなければ、効果は半減してしまう可能性があります。治療後は身体に変化が生じ続けるため、大きな変化が落ち着くまでにはある程度の時間が必要です。そのため、患者さんには治療後の過ごし方を分かりやすく丁寧に伝えることが求められます。
治療後に現れる身体の変化について、また日常生活での注意点(食事、運動、入浴など)を具体的にアドバイスすることで、患者さんは安心して治療を続け、ご自身の回復力を高めることができます。

基本治療の技量向上
今回の講習会では、初診の問診(25分)、治療(30分)、予後の説明(3~5分)、再診カルテの記入(1~2分)と、一連の治療の流れを実践しました。また治療を通して、基本治療の技量向上を目指し、接触鍼、脈診、取穴といった基本技術の確認も行いました。やはり基本は大切ですね。

応用1クラスで得られるもの
応用1クラスで学ぶことは、皆さんの臨床スキルを飛躍的に高めるだけでなく、患者さん一人ひとりを深く理解し、より効果的な治療を提供するための大きな力となります。
診断の精度が向上し、治療の選択肢が広がることで、これまでアプローチが難しかった症例にも自信を持って向き合えるようになるでしょう。次回は6月29日(日)となります。