『積聚会通信』No.64 9月号発行

暑かったり寒かったりと体調管理の難しい今日この頃いかがお過ごしでしょうか。

タイトルの通り、新しい通信が発行されました。今回の発行が遅れたのも、私の原稿提出が遅れたからです。全国の積聚会会員の皆様、通信を楽しみにしている皆様ごめんなさい。これからは、もっと早く原稿を書きます。いやー、編集長にはアメリカに行く前から念をおされていたのですが…。

積聚治療を続けて10年以上経ちますが、積聚治療を続けている人(続けようと思う人)と、他の治療に移る人との違いを考えたことがありました。

積聚治療の基礎Ⅰクラスは、他の鍼灸治療の勉強会と違い、治療(積聚治療)の全てを見せて、紹介してしまいます。基本治療と補助治療の全てを習い、それだけであらゆる症状に対応できるこを講義(頭、知識)で習うのですが、実際にやってみると、治ったり治らなかったりを経験し、たまたま治らない経験のほうが多い人が、この治療を続けるのをやめるような気がします(治らないからやめるのは他の治療法も同じだが)。しかし、全体像が把握できてもその深さを知らない為に、これからそれを深めようというのですが、どうも最近(と言っても、もう何十年もだと思いますが…)はその傾向にないような気がします。

他の勉強会では、1年程度では全体像が把握できない構成になっています(講習会のスタイルが悪いのではなく、治療方法のスタイルの問題上)。よって、症状別に治療を紹介したりスタイルだと、症状なんて無限にあるんだから、いくらでも症状別に講習会が可能になるし、知らないことがあると治療できない(局所治療のみのようなスタイル)と、技術はさておき知識的な不足により患者が治らないと錯覚している。

中国に発祥される多くのものは、その背景に古代中国人の思想が根付いているわけで、武術に代表されるように基礎の鍛錬、繰り返しを必要とする。何度も何度も練習することで、その動作は技(わざ)と呼ばれるところまで昇華する。

基本治療だけであらゆる症状を治せるようになりたいのか、なりたくないのか。どんな手段を用いても治ればいいのか。考え方は人それぞれ。どれが正解でも不正解でも、良くも悪くもない。

結局、この治療法が好きかどうかです。食べ物の好みといっしょ。気楽に考えるのがいい気がします。