12月7日に治療練習会を開催しますが、まだ参加したことがない、どんな感じなのか知りたいという方もいると思います。
そこで、今回積聚会事務局でスタッフによるデモ的な練習会を行いましたので報告したいと思います。
練習会は3人1組で行います。今回は術者H,患者役O,傍目Yで行いました。(傍目:おかめ、助手や見学者ではなく傍で見ていて治療の合間に積を確認したり、背部では志室、時には指標を確認します)
・術者H
患者Oさんの主訴は頭痛、前頭部や眼窩が重くて痛い。
脈速:64回/分
脈の評価:HT,LR-2
脈調整穴:R-PC7
積:P 2R1 +3→0
KI証 治療側R 第3方式
志室:患側L P1:0 H1:0
背部兪穴順番:2行線5142,督脈5142
指標:L GB21、I4,I5 R C4 SP9
補助治療 R 足趾3-4間(3壮)、GB21
カルテを記載しましたが、治療に際して注意したところはOさんの足底の冷たさ、左臀部のくすぐったさを指標にして顔面部、眼窩周り、B-ST7の変化を追いました。
・傍目Y 感想
いろいろな先生の施術を見させていただくと改めて治療の大切さを
これは参加した人でしか分からない価値観なので、
1年に4回にわけて行われる中で、
・患者O 感想
治療後は頭痛が左目の奥にわずかに残る程度となりました。
左臀部のくすぐったさ、腎積の痛み、趾間の圧痛は治まり、体全体が温まりました。
練習会では1クール、1時間の枠を取っています。その間に治療を終え、余った時間で今回で言えば、どういう見立て治療行ったのか、背部兪穴にお灸しなかったのは、趾間にお灸をしたのはどうしてか、どういう指標を重要視したかなど3人で話合います。ちょっと難しそう、説明できるか不安、そういったまだ基本治療が精いっぱいという方でも心配なさらず、参加歓迎です。