基礎1土曜クラス 第4回報告 その2

6月27日(土)に基礎1土曜クラスの第4回が開催されました。

今回の内容は、積と聚についてと腹証の決定についてです。
まず、前回までの腹部接触鍼と脈調整の復習からスタートしました。

接触鍼・脈調整で変化したものを「聚」残ったものを「積」とする。

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積の種類と優先順位のおさらいです。

積の種類

痛積(P):圧痛および自覚痛があるもの
牢積(H):圧してしこりをふれるもの
動積(M):圧して動気をふれるもの

証の決定は痛積、牢積、動積の順に優先します。

積の程度による優先順位

痛積(Pain)
鋭い自覚痛+6 鈍い自覚痛+5 強い圧痛+4 軽い圧痛+3 強い不快感+2 軽い不快感+1

牢積(Hard)
硬い牢積+3 中程度の牢積+2 弱い牢積+1

動積(Move)
強い動気+3 中程度の動気+2 弱い動気+1

証の決定にはそれぞれの積の種類の中で、数字の大きなものを優先します。

腹部は背部の治療方針を決めるのと同時に見えない精気の状態を知る重要な指標になりますので、カルテに細かく記録しておく必要があります。

次回は7/11(土)です。終わってから懇親会をする予定です。

聴講助手 堀部