応用Ⅰ日曜コース 第4回

応用Ⅰ日曜コースですが、6/28から3週間空いて7/19明後日、第5回となります。
3週間も空いているで、ここで前回の内容を復習したいと思います。

応用Ⅰコースでは精気の虚の原因を探るということで、新規と習慣をポイントに初診時の問診内容についてを詳しくやってきました。次の段階としては、精気の虚の程度を探っていきます。その精気の虚の程度を示しているのが、病症です。
ということで前回の講義内容は、病症についてでした。

病症とは(まとめ)
1.病態を判断するための表現である。
2.次の5つに分類される。(1)陰虚病症 (2)陽実病症 (3)陰実病症 (4)陰実・陽実病症 (5)陽虚病症
3.あらゆる病症は精気の虚から生じる。
4.気の虚の程度を示している。病症=精気の虚の強さ
5.おおむね陰虚病症は軽症で、陽虚病症は重症。
6.一般に精気の虚が強くなると、病症は重くなり指標の数も増える。しかし、重い病症、指標の数の多さが常に強い精気の虚を示すとは限らない。
7.指標(脈・病状)の状態から判断する。

病症は脈の状態からも判断していくため、基礎Ⅱまでは脈をあまり重視していませんでしたが、応用Ⅰコースからは脈もしっかり診ていくことになります。

そして、背部兪穴の刺激の仕方は、この病症と指標の変化から決定していきます。
明後日の応用Ⅰでは、背部兪穴と刺激について
1.治療方式(第1・第2・第3・第4方式)
2.背部(ライン)
3.手段(道具)
の選択についてお話しがあると思います。

お楽しみに!
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応用Ⅰコース助手:田坂 里織