積聚治療説明会&北海道春期セミナー

3月26日、北海道での説明会、懇親会、27日春期セミナーが無事終了いたしました。

説明会は積聚治療に触れるのは始めての方が2名、勉強しているが基礎1を受けようか迷っている方が1名と少人数でしたが、既に基礎1コースを終えられた方も含め11名参加となりました。
「基礎1コースを終了したが勤めている治療院では積聚治療が出来ない」など、普段積聚治療から遠ざかっているので、もう一度積聚治療の基本的な考え方を復習したいと言う理由で参加されている方もいました。

説明会前半には北海道基礎1コース講師の鈴木美由紀先生より積聚治療の成り立ちや考え方などの説明があり、これは毎年同じ事を話しているので「また同じ話か」とも思うのですが実はこれが一番大事な事であり、実際治療をしていると基本から外れた事をしてしまうこともあって毎年1回「考えをリセットする」と言う意味でも重要です。

後半は積聚会副会長の加藤稔先生による公開実技がありました。最初はデモ患者を1名の予定でいましたが、今回は初めての方が少なかったこともあり加藤先生のご好意で2名とも治療して頂きました。2人とも治療による体の変化を自分の体で実感する事が出来て良かったと思います。
既に応用コースまで進んでいる参加者にとっても、経験の長い先生の治療を間近に見ることは中々無い事です。手の使い方、接触鍼の仕方など、全員真剣な表情で見入っていました。
現在北海道で基礎1を受けた受講生が更に勉強したい場合は東京まで通い、基礎2、応用1、応用2と進みます。ですが東京まで通える人は限られており、このように経験豊かな先生の治療を見られる機会は年に1度この時だけなのです。

説明会後は懇親会がありました。懇親会は加藤先生、鈴木先生を含め7名と少し人数は減りましたが、話も全員で聞ける程よい距離感でした。毎年のことですが懇親会はお酒も入り、講師の先生の口も滑らかになりますので、普段は聞けないような治療の話しなど面白い話しがたくさん聞けます。本当に面白いのは懇親会かもしれませんね。気になる方は来年懇親会だけでも参加してみて下さい。

日曜日は春期セミナー。昨日とメンバーはあまり変わりませんが、少し増えて15人。午前中は座学、午後に実技という流れで始まりました。今回は「接触鍼と指標の触り方」をテーマにお願いしていたので、的を絞った指導をしていただきましたがそれでも時間が足りないくらいで、加藤先生もお呼びがかかる度に各ベッドを小走りで回っていました。みんな質問が多くて一度先生を捕まえるとなかなか開放してくれないのです。

セミナー終了後もまだ足りず、場所を変えてのお茶会。ここでもまた先生の生い立ちなど面白い話とともに、未来に希望を持てる話をたくさんして頂きました。
参加した人は充実した2日間だったのではないかと思います。(横井雅子)