好転反応

今日の基礎集中講座から

積聚治療の、第一段階、第二段階、と治療を進めていくのは、より深い指標を、絞り込む為の、スクリーニング作業に他ならないのです。

もとより全身に指標は、現れています。それが、鍼灸をしたことにより、浅い指標から、影響が到達する深度に比例して、徐々に消失、又は変化していくのです。

その上で、最後まで残っている指標が、より根元的な冷え、の核心に迫るものだと言うことができるのです。

上手な人の治療を受けると、問題のある場所が浮かび上がり、隠れていたものが、表に現れて、人によっては、かえって、悪くなったようにも感じられるものです。

これを、好転反応と言うのです。

その、あぶり出された指標を、時間をかけて治療していくのです。

ただ、巷でよく言う好転反応は、単なる刺激過多にすぎません。刺激量をコントロール出来ていない為に、起こっているものです。

根元的な冷えに迫るものとは、その後の、身体の状態に、天と地の開きが生じるのは、言うまでもありません。