基礎Ⅰ土曜(8回目)

24日(土)に八回目となる基礎Ⅰ土曜講習会が行われました。

今回のテーマは募穴治療について。基礎Ⅰでは腹部接触鍼→脈調整→腹証をたてる→背部兪穴治療(膀胱経二行線)→(仰向けで再度、腹証を確認し、積がまだある場合に)四肢の要穴治療→(チェックしてまだ積が残っていたら)募穴治療というのが積聚治療での基本治療の流れです。(その後、患者さんの状態によって補助治療を加えていくのですが、それはまた次回からのお話。)

募穴治療、といっても教科書で習うような各経絡の募穴を取るというのではなく、左右の季肋部での圧痛や力のないところといった反応を見つけて、反対側に巨刺をしていきます。肋骨の下を丁寧に探って、反応を見ます。巨刺をするときも、季肋部ですので、直刺というよりも横刺に近い感じで鍼をすることになります。季肋部の反応、そして腹積を指標としながら、変化をチェックしながら鍼をしましょう。

次回からはいよいよ補助治療になります。まだ鍼の力が足りないうちは、基本治療のあとに、補助治療も積極的に使って治療をしていきましょう。とはいっても精気の虚を補うには一番重要なのは基本治療なので、繰り返し繰り返し、基本治療を練習してきて下さいね。ちなみに次回の補助治療は知熱灸の予定です。

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