10月9日(日)基礎Ⅱ日曜コースの7回目が行われました。
今回は「陽の病症の運動器疾患の補助治療」の座学と実技でした。
●まずは前回の復習から。
全ての症状の病因は精気の虚にあり、精気が虚することにより、 下から症状がでてくるんでしたね。
そして、陽の病症は陰の病症を経て起こりました。
陽の病症の時は、陽の病症の指標を見る事が重要でしたね。 全部の指標をみていこうとするとキリがなく、優先順位として、 陽の病症の時には、 陽の病症の指標から見ていく癖をつけていくことで、 治療がしやすくなり、何よりも、 患部にに近い場所をに触れるということが、 患者さんの心理的なことを含めて重要でしたね。
指標の中でも「頚椎の椎間」は外傷の影響が顕著な場所ですし、「 肩関節前面」の指標は仰臥位において大変重要となります。
●これらを踏まえ今回は、 陽の病症の運動器疾患の補助治療を習いました。具体的には、 手と足の井穴・榮兪穴、 そして胸椎棘突起間と胸椎棘突起際が主な治療穴となりました。 また、井穴・榮兪穴の取穴は通常と異なりましたね。 曖昧な方は再度テキストで確認しましょう。
●実技では井穴・ 榮兪穴の取穴の仕方及び胸椎棘突起際の圧痛のとり方を行いました 。この胸椎棘突起際の圧痛の取穴は非常に難しいですよね。 繰り返し練習し、その技術をものにしましょう。
●講習が終わってみて、 今回も非常に内容の濃い一日だったかと思います。
では、次回は10月23日(日)です。
次回も元気にお会いしましょう。
基礎Ⅱ日曜クラス 聴講生 伊賀秀文