衆議院議員総選挙が行われた10月22日(日)、台風21号が北上してくる中、北海道基礎1コースの第8回が開講されました。
今回は補助治療として、季肋部下縁のツボの講義・デモ後、受講者同士での実技の順で行いました。
講義では、前回の手足のツボを使った治療の簡単な復習の後、季肋部下縁のツボを使った治療の実施手順の説明が行われました。
残った積に対し、どのように季肋部下縁のツボを選ぶか、触り方、鍼の当て方はどうするか、を中心に説明があり、受講者の皆さんからは積極的に質問が出て熱い展開になりました。
今回で、基礎Iコースで行う治療手順がひと通り終了するわけですが、鈴木先生から、「ここまでの治療を60分以内で行うこと」と言う課題に受講者の皆さんは、できるかな?とちょっと不安そうでした。
目標はあくまで治療効果を出すことですが、ただ時間をかければ、より良い効果が得られるわけではありません。
要は、無駄な動作や考えこんで手が止まったりすることがないように、習った治療手順を効率的にスマートに行うことだと思います。
特に脈の触り方や指標の触り方、背部兪穴の選び方等に無駄な時間をかけないよう、自分の指先の感覚を磨くことが大事になってきます。でもこれは回数をこなすしかないのですが…。
こう書いている私もまだまだ道は遠いです。
講習も残り2回となります。
秋も深まり、冬がだんだん近づいてきますが、寒さに負けず、風邪をひかないよう頑張って行きましょう。
(佐藤隆史)