基礎2コース 第2回

基礎2コース第2回の内容は、補助治療です。
積聚治療は、生命力の低下を回復させることを目的に基本治療を行いますが、それでも十分に生命力の低下を回復できなかった場合に補助治療を使います。
今回紹介する補助治療は、「井穴」です。
積聚治療で補助治療として使っていく井穴は、手足の爪甲根部の両端になります。(両手両足で40穴)
手首~肘・前頚部・顔面部の問題は、手の井穴、足部~膝・後頚部・頭部の問題は足の井穴を使用します。
井穴の選び方ですが、手もしくは足の井穴のなかで、他と比べて異常(痛いところもしくは、痛くないところ)がないかを確認し、反応で選びます。

反応の見方は、主に5つあります。
①てい鍼による圧痛
②自覚あるいは他覚的な違和感
③てい鍼による押圧感が弱いまたは鈍い
④爪の以上
⑤充血
①~④に対しては、透熱灸(3~5壮)を充血に対しては刺絡を用います。

お互いに取穴の仕方、透熱灸、刺絡を練習しました。

井穴は、運動器疾患の手足の問題や上実といわれている首から上ののぼせに対する治療に用いることができます。
明日からの臨床でぜひ、使ってみてください。