今日の基礎集中講座より
脈の立体的な位置関係を、よく確認しておきましょう。積聚治療の特徴的な脈の見方は、それぞれ冷えの程度が表現されている脈管内の位置を、正確に計測するための手段です。指の当て方、圧のバランス、シンプルに忠実に脈からの情報を拾い上げてみてください。一般的に言われるような法則性に囚われる必要はありません。感じるままの結果を大切にしましょう。
臨床研修講座より
ベッドサイドで見る。
これが、ことのほか重要なのです。治療というのは、孤独な作業になるものです。自信満々でことに当たれる人は別にして、自分のしていることに、常に不安がつきまとうものです。そこで、講師や仲間の治療を見て、自分の治療をかえりみることに大きな意味合いがあります。経験から言えば、何度も何度も繰り返し見ることによって、ようやく治療の内容が掴めてきたりします。
研修も終わりに近づくと、順番に指導する立場の視点から、他の受講生の治療をチェックしてもらいます。こうすることで、自他共に、より問題点が明らかになり、治療に客観的な評価をもたらすことに繋がるのです。