積聚治療テキストに載っている四肢のツボは、臨床を経験するなかで、そのツボをとることが多いということです。もちろんツボにこだわることではないのです。このなかで、積や指標の変化の具合を確認しながら1~2穴くらいを使います。
治療手順に沿って背部兪穴治療まで終えても、なおまだある積を、手(前腕部)・足(下腿部)のツボを使ってこれを切経によって選んでいきます。
もちろん積聚治療は、症状の治療としてとらえていないのでその効果は全身にいっていることとなります。よって、ツボに鍼をしながら積の確認や指標の確認で患者の状態を把握していきます。これまでの治療が十分であれば必要がないのですが、状態に合わせてこの治療をその都度使用するということになります。
手・足のツボの反応の判断というのは、場合によってはかなり微妙なもので、慣れないうちは、それがなかなかわからないもの。当然、慎重に各ツボを探る努力が求められるということになります。
尚、この段階で積が十分に取りきれないと判断した場合には、さらには、次の段階に進めばよいことです。無理にこの段階に固執することはないです。
ツボ数が増えるほど患者への影響力、刺激量が強くなるので、そのことを踏まえて、無理のない程度で可能な限り変化させて、取り除くのが好ましいです。
☆次回は、2週間後 8月25日(日)13:00~ です。
最後まで気を緩めず努力を続けましょう!私も頑張ります☆☆(講師:横山季之)