応用1 東京日曜コース 第5回報告

9月2日(日)は、約1か月ぶりの応用1第5回の講習会でした。
今回の内容は、背部治療で使用するライン・治療方式・道具についてです。
背部には膀胱経の2行線、膀胱経の1行線、督脈と脊際がありますが、どのラインを使っていくか、組み合わせていくかは治療効果にも大きく作用します。
               写真1:講義の様子。

簡単に少しだけ紹介しますと、以下のような特徴があります。
2行線:基本治療で用いる。
1行線:2行線の同様の位置づけ。2行線で不足している分を補う。
督脈:2行線に加えて補助治療として用いることが多い。
脊際:督脈と同じ位置づけ。ただし、指標が正中にない場合(秩辺・志室・脊際)に用いる。

また、積聚治療の場合には、ラインの選択の他に、治療方式(背部の経穴をどの順番で使っていくのか)、また道具(毫鍼・てい鍼・知熱灸・透熱灸など)の選択も重要になってきます。今回は、この内容についても詳しい講義がありました。
          写真:ライン・治療方式・道具を考えながら治療中。
  
次回は、9月16日(日)となります。いよいよ、初診の問診からの治療に入ります!
応用1助手:田坂