こんにちは。基礎2土曜クラス聴講助手の片山です。
7月18日(土)基礎2土曜クラス 第4回講習がおこなわれました。
4回目の講習内容は、前回に引き続き下肢の病症についてさらに詳しく学んでいきました。
まずは復習も兼ねて病の原因から確認していきました。
病の原因には先天的なもの(遺伝など)と後天的なもの(外傷、生活習慣など)があります。
後天的な原因の中で、下肢の疾患の原因となるものは大きく以下の3つとなります。
・骨折、打撲など主に下肢局所の外傷によって起こる下側からくるもの
・頚部の鬱血によって起こる上側からくるもの
・内臓の状態が原因となる内側からくるもの
これらの背景にはいずれも精気の虚という状態が絡んでいます。
また下肢の外傷の中に捻挫を入れてしまいがちですが、捻挫は普段は耐えられる力があっても精気の虚があるために耐えられず起こってしまうもので、外傷以前に精気の虚があるものと考えるとのことでした。
下肢の病症を放っておくと精気の虚が進み全身へ徐々に症状が波及していきます。
どこに原因があり、どこまでその影響が及んでいるのかの見極めが大事になってきますね。
さらに、下肢の疾患に対する指標の診方と補助治療について、詳しく説明がありました。
その中で今回は補助治療として曲骨の施灸を取り入れていきました。
曲骨は任脈下方で督脈に近い部分にあたります。陰陽の境界付近は陰と陽両方の要素を持ち、身体に与える影響が大きい部分です。
また恥骨は、歩行に関わる内転筋が付着し、下肢へ与える影響も大きいところです。
受講生はみなさん、お灸の熱さに耐えながらも、施灸後の曲骨独特の温まり方、身体の変化を感じられたと思います。
曲骨への施灸中です。
講習会の後には懇親会を行いました。
原先生から様々なお話を伺い、大変盛り上がっていましたが、すっかり写真を取るのを忘れてしまいました。
次回は9月5日(土)です。
少し期間が開きますが今までやってきた内容をしっかり確認し、次回の講習に臨めると良いですね。
基礎2土曜クラス 聴講助手 片山