7月25日臨床実技藤原クラス第2回が行われました。
今回は「脈」。
原則として、
基本治療では、脈は細かく診ませんが、脈も指標の一つです。
自分なりの診方を工夫しない手はありません。
他の指標と違うのは、治療家側の主観に頼るしかないので、きっちり診れてないと検証もあいまいになってしまうことでしょうか。
ということで、そもそも脈診部の構造から。
診る部位は寸口部ですが、脈はそこだけあるわけではありません(当たり前ですが)。その部位を指で潰して脈を消す時はどういう状態なのか、指を浮かせていくと普通なら脈がどう戻ってくるか、などなど。恥ずかしながら私はあんまり考えたことはありませんでした。
他の指標も痛み、固さだけではなく皮膚感、温度など実は確認している情報は一つではありません。
脈も脈の幅や硬さなど、自分が分かるものは利用したほうがいいですよね。
ただ、先生曰く「脈を診て、何かすごいことがわかると期待しちゃだめだ。治療前の脈をよく観察して、治療後に再確認した時に変化しているものがあるのか、他の症状の変化も診て脈が関係する要素を探していけばいい」ということです。
そして実技に入りました。
今回の課題は「脈調整で可能な限り脈調整せよ」。
なかなかOK出ず、学生時代を思い出しました。