7月2日、第3回が行われました。
前回に続き下肢の補助治療について。
原因として考えられる一つに外傷。主に打撲。
下肢で限定すると合わない靴、高所からの着地などがありましたが、青竹を毎日踏むというのもありました。本来ならあまり衝撃を受けないようにアーチがある部分に度々体重をかける、よく考えれば打撲ですね。
治療において、患者の何が今の状態を作り出したかを見極めることも大切な要素です。本人は、それが体に悪影響を与えていると思っていない、むしろ体に良いと思って一生懸命続けていることが精気の虚を亢進させていることがあります。
「何事も習慣化は問題だ」と言っていましたね。そして「理屈通りに人の体はうまくいかないですよぉ」とも。
ある人には良い健康法が他の人にも効果的とは限らないし、体に良いからと毎日同じ物を摂れば病気にならないのかということを患者にちゃんと考えてもらいましょう。
本日の実技は散鍼。手首は柔らかく、鍼はしっかり固定する、がコツです。どこかに余計な力が入っているとリズム感が無い人みたいになってしまうので気をつけましょう。
助手:野平有希