今年度の基礎2コース東京日曜クラスも第8回となります。
残すところあと2回となった、本日の基礎2の講義の内容は、『督脈』についてです。
積聚治療では、督脈は治療の大きい場所(ツボ)と考えています。そのため、背部兪穴の2行線を用いた後で主訴や指標の変化が十分でない場合は、督脈のツボを補助治療として用います。次の様な場合は、督脈の確認が大事!という内容でした。
1.生命力(精気)の弱い状態=陰虚脈が多い・陽虚脈がみられる。
2.気力はあるが身体(手足腹腰)が冷えている状態
3.風邪を引いて発熱があり、実脈がみられる状態
4.消化器系の症状
5.内臓疾患などがあり、陰実脈がみられる状態
これらの場合、督脈の確認は2行線使用前がポイントでした!督脈の中でどこを確認して治療していけば良いかは、テキストのP67を参考にしてくだい。今日で第8回目となり、かなりの数の指標と補助治療を習ってきました。習ったものは、即実践することが大切です。是非、日々の臨床に役立ててください!
写真1:督脈についての講義中
写真2:鼻がつまるという症状の患者さんの治療デモ
写真3:さっそく督脈に知熱灸!
次回は11月18日(日)となります。
基礎2コース東京日曜クラス助手:田坂