2023年10月8日に基礎1日曜追加クラスの第7回目の講習会が行われました。
前回で、基本治療の手順が全て終了しています。
今回の講習会では今まで学んだ基本治療の手順を最初から最後まで通して行いました。
高橋先生から、治療を進めていく上で「脈診結果」「積の決定」「背部治療での取穴」の3つの場面で必ず先生のチェックを受けるように指示がありました。
「脈診結果」のチェックでは、受講生が脈診を行った後、高橋先生が脈診を行い受講生との脈診結果のすり合わせを行いました。先生との脈診結果の違いや、患者役の受講生から指の沈め方、動脈の走行に対して指腹を当てている位置など高橋先生との違いを伝え合いながら高橋先生の脈診の仕方に近づくように行いました。
「積の決定」のチェックでは、受講生が腹診をして腹部の積を決定した後、高橋先生が腹診を行い、受講生と積のすり合わせを行いました。
脈診の時と同じように積の結果だけでなく、先生が腹部のどの位置を、どの指で、どれくらいの深さや強さで腹診をしていたのか、受講生同士で伝え合っていました。
高橋先生と積の位置が一致している受講生もいれば、違った位置を積として決めている受講生もいましたが、先生が触れた後に、先生と同じように触れられているか受講生同士確認しているところがとても印象的でした。
「背部治療での取穴」のチェックでは、受講生が取穴した4穴が高橋先生の取穴した位置と同じかどうかすり合わせを行いました。
膀胱経2行線からズレてしまうと取穴もずれてしまうことから、ポイントとして脊柱起立筋外縁からズレないようにすることが注意すべきポイントでした。
今回の講習会では以上3つの場面で高橋先生のチェックが行われました。
実際の臨床の場では取穴した部位や積の位置を確認できるのは自分以外いません。
私は治療をしていて、この積で本当にあっているのか、この取穴部位でいいのか今でもとても不安になります。
今回のように先生からチェックを受けられることで、脈診結果や積の位置、取穴の位置が間違ったまま治療を進めてしまう事がなくなり、先生と自分ではどこが違うのか、自分が気を付けるべきポイントが明確になる絶好の機会だと思います。
講習会でどんどん先生にチェックをしてもらい、色々な体格の人で練習し、先生と同じ積の決定や取穴ができるように自分の手に感覚を覚え込ませていきましょう。