二つ目昇進審査

研修コースでは、研修の合間に、症例発表を行い、お互いの意見をぶつけあいながら、臨床家としての、実力を高めようと、毎回訓練をしています。

また、具体的な目標を設けることで、研修に役立てていければ、とも考えています。

その一つとして、積聚治療を行い、治療中のすべてのチェックをクリアーして、その上で1時間以内に治療を終え、それを先生2人を含む、5人に完璧にできたら、外来患者を担当してもらうということにしました。

入門当初は、遥か彼方の目標のようですが、決して、高いハードルではなく、むしろ、臨床をしている先生から見たら、甘い基準だと、お叱りを受けるかも知れません。

それでも、一から覚えていこうと頑張っている受講生にとっては、一つの目安、目標となるものでしょう。

是非とも早い段階でクリアーして、二つ目昇進審査に、望んで欲しいと思います。

えっ、

そうです。二つ目は、家元の審査を受けるのです。

2年の研修期間を終了したら、終了審査が待っているのです。

この審査は、積聚会会長の身体に実際に治療をして、口頭試問に答えなければ、ならない、

という過酷なもので、その緊張感たるや、恐らく人生の中で、それほどの緊張を味わうことは、無いであろう、

とまでは、大袈裟ですが、かなりの緊張を強いられることは、間違いなです。

そこに向けて、なんとかしがみついてでも、到達していただきたいと思っています。

年々、受講生への要求は、増していきます。それを次々とクリアーしていく姿に、また、ゆっくりだけれど、逃げずに、真正面から取り組む姿に、指導にも力が入り、心熱くしています。