北海道基礎1コース第3回報告 2017年7月16日

北海道では10日続けて真夏日が続き、連日30度を超え、うだるような暑さの中、ちょっとだけ涼しかった三連休の中日、基礎1コースの第3回が開講されました。

第3回の内容は、前段で前回の復習と今回の主題である脈調整についての講義、後段で下肢の指標の確認から、腹部接触鍼、脈調整及び腹診の要領について鈴木先生の展示の後、受講者が交代で実技を行いました。

前段の脈調整の講義については、積聚治療における脈位の定義、脈位の意味、脈の種類、そして脈調整の意義とその要領等について鈴木先生から講義を受けましたが、受講者の方々は熱心に質問をして理解を深めていました。

後段の実技では、鈴木先生が要領を展示した後、受講者の方々の動作を見ながら細かいコツを教えて下さいました。
前回から約1ヶ月間があいたこともあり、指標の触り方や腹部接触鍼もなかなか思うようにいかず、受講者の方々はやや苦戦ぎみでしたが、特に指標に対する手の当て方や力の方向等は、ひたすら回数をこなすのみで、腹部接触鍼についても、自分のお腹で練習したりして、その感覚を掴むことでだんだんスムーズに鍼ができるようになると思います。お恥ずかしながら基礎2コースの私も引き続き練習中です。

脈調整では、指の当て方と力の入れ方、抜き方がまず最初の関門で、その後は陰虚脈がなかなかうまく感じられず、受講者の方々は苦労されていました。やはりこれも回数をこなすことで身体が不自然な格好にならずに指を当てたり、力の入れ方も身につくと思いますから、引き続き練習、頑張って下さい。

腹診は腹部の区分と触り方を鈴木先生の指導のもと、モデルの腹部を触って体験されていましたが次回は交代で腹診を行うとのことでした。

来週は第4回となりますが、暑さに負けず、体調管理に気をつけて夏を乗り越え、頑張って行きましょう。
徐々に積聚治療の内容が具体的になっていくので、ますます講習会が待ちどうしくなりますよ。

(佐藤隆史)