基礎Ⅱ日曜クラス(第5回)

こんにちは。基礎Ⅱ日曜クラス助手の小林です。
先日、5回目の基礎Ⅱ日曜クラスが行われました。

基礎Ⅱクラスでは、上下の陰陽に着目して「陰の病症」と「陽の病症」とに分けて
病を考えてきましたが、いよいよ今回からは「陽の病症」に入っていきます。

今回は「陽の病症」の中でも「運動器疾患」に絞って指標の確認を行いました。
陽の病症で確認しなくてはいけない指標として、

頸項部:下顎枝後縁、胸鎖乳突筋、斜角筋、頸椎椎間
肩関節:烏口突起、肩関節前面、肩関節後面、肩甲骨外縁、中府、雲門、極泉
胸 部:胸椎棘突起際、胸椎棘突起間、胸骨、胸骨際
足 部:足底

などがあります。

生命力の低下が強くなるにつれて、陰の病症から徐々に陽の病症まで病が上ると考えますが、
実際の臨床では、「陰の病症だけ」といった生命力の低下の程度が軽い人は少なく、
「陰の病症」も「陽の病症」も混在しています。
なので、これらの指標をしっかりと確認することができて、
指標を取れるようになることがとても大切になります。

次回は、今回触った指標を確認しながら、実際に補助治療を行っていきます。
今回触った指標を迷うことなく確認できるよう、普段の臨床の中で復習しておきましょう!