こんにちは基礎1日曜コース聴講生の佐藤です。10月16日に行われた8回目の講習会の様子をご報告させていただきます。
今回も講義のメインは補助治療です。ここで補助治療の復習ですが、補助治療とは「基本治療後、精気に対する影響がまだ充分でない、または少ない時に補う」治療です。前回の復習から講義はスタートしましたが、そこでの受講生からの質問をご紹介いたします。
Q:「四肢のツボを使った補助治療で、陰経から使う理由は何故ですか?」
A:「陰の虚を補うと、それに沿って陽が動きます。」先生は陰主陽従の関係で説明されてました。
そして前回の復習の後は新しい内容です。今回は補助治療の「募穴を使った積の調整」、季肋部治療についてでした。補助治療で位置づけとしては、前回の四肢のツボを用いた補助治療でも影響が少ない時に用いるとのことです。
最初に季肋部についての説明です。
季肋部は上部と下部の接点であり、積聚治療では季肋部の下縁を全て募穴という定義を説明し、その後治療手順の説明がなされました。
①心・脾・腎積の場合→季肋部下縁で健側のツボ
②肝・肺積の場合→季肋部下縁で、積と反対側のツボ
③季肋部下縁の自覚痛→自覚痛の点の対称点に行っていきます。
実技デモでは、季肋部は特に不快感を与えやすい所なので細かい説明が行われました。
-患者さんに不快感を与えない触り方について-
-季肋部での鍼の構え方-
-横山先生のとっておきのツボの紹介!!-
今回も沢山のことが紹介されました。季肋部の治療の手順や不快感を与えない触り方、刺し方などしっかり練習していきましょう。次回も宜しくお願いいたします。
基礎1東京日曜聴講生 佐藤