こんにちは。積聚会の片山玲美です。
北海道春期セミナーに参加してきたのでご報告させていただきます。
3/20(祝)北海道メディカル・スポーツ専門学校にて春期セミナーが開催されました。
北海道はとても天気が良かったものの、道路脇には雪が沢山残っていました。北海道の方によるととても暖かいようですが、真冬のコートでも寒く、北海道の寒さを甘くみていました。
北海道メディカル・スポーツ専門学校
1泊研修などでお目にかかった事がある方や初めて積聚治療を学ばれるという方、ベテラン鍼灸師さん、学生さんなど様々な受講生が北海道の各地から参加されていました。
1泊研修や東京の講習会にも北海道からお見えになる方が毎年いらっしゃり、熱心な方が多いなと思っていました。
そんな幅広い受講生の中で講師の中谷哲先生はどの様なお話をされるのか楽しみにしていました。
中谷先生も300枚を超えるスライドを作ってきて下さり、全部終わらないかもしれないと笑い話で仰っていました。
講習会開始前
講習会は積聚治療の概論を中心に、治療とはどういう事か、積聚治療は何をやっているのか、鍼をすると人体ではどういう現象が起きているのか、などとても内容の濃いお話をしてくださいました。
私も10年近く積聚治療を学び実践してきましたが、東洋思想に基づく治療という言葉の背景にある部分を全く認識できていなかったと気付かされました。
スライドを用いた説明に加え、イラスト、写真、動画そして時々冗談を交えながら、私達受講生に分かりやすく、記憶に残りやすいよう説明してくださいました。
休憩時間や昼休みを短縮し、少しでも多くのものを吸収しようと受講生のみなさんも真剣に話に聞き入っていました。
実技の様子
午前中の治療概念を踏まえ午後は実際にその概念を体感していきました。1箇所の刺激がどれだけ大きな影響力を与えるか、今までの想像をはるかに超えた影響力がある事が体感できたのではないかと思います。
治療の手順をただ行うのではなく、1穴、1穴、その段階、段階できちんと患者に影響が及んでいる鍼ができているのか、独りよがりの治療にならないように指標をしっかり確認し、患者の身体が認識できるような鍼の刺激をしていく重要性を再確認できました。
とても内容の濃い講習会だったので終了時には先生も受講生もやりきった感で満たされていました。
講習会で学んだことを早速実践し、自分のものになるようにしたいです。
講師の先生方、受講生の皆様お疲れさまでした。
片山玲美