6月18日(日)、基礎Ⅱ日曜追加クラス第3回が行われました。
前回の内容は、補助治療を用いるにあたって必要な陰陽(上下・深浅・内外・陰陽)による人体の見方と、陰の病症(人体の上下で見た時の下の病症)の指標と補助治療について学びました。
今回は、陰の病症の中でも運動器の治療のポイントや、数ある補助治療のうちどれを選択していくのか?という内容でした。
陰の病症(運動器疾患)の治療のポイントは、
①まずは自動運動のできる指標をつくり鍼を当てるごとにその運動を繰り返すこと。
※特に腹臥位中に確認できる姿勢をみつけること。
②基本治療中に指標の変化から補助治療を予想する。
③主訴の変化がみられない場合は、次の補助治療を考える。
④腸骨稜の指標(I1~5、BL54)を解消させること
また、補助治療の選穴のポイントは、遠いほうが精気を補いやすいということで、
『症状と指標からより遠いツボを選択すること』でしたね。
これらのポイントをしっかり押さえて、実践することで治療効果もグーンとアップするはずです。
写真1:腸骨稜の指標の触り方をチェックしてもらっている様子
実技は失眠の透熱灸を行いました。お灸の熱さもさることながら、腸骨稜の指標もかなりとれて、皆さんびっくりされていました。写真2:失眠穴への施灸の様子
次回は、7月2日(日)となります。陰の病症(内臓器疾患)を行う予定です!
基礎Ⅱ日曜追加クラス助手:田坂里織