冬のボーナスが1ヶ月分カットされた。モチベーションダウンです。あっ、だからブログの更新が少ないのかな。
さて、先週から3年生の臨床実習の指導が始った。本校の臨床実習が3年のGW明けより週1回のペースではじまる。一般的に鍼灸専門学校では厚生労働省の指導で臨床実習は義務化されている。でも、ほとんどの学校では先生が治療するのを見学する見学実習です。うちは、3名から5名のグループに指導教員が一人ついて、実際にガチで治療する。学生は緊張しっぱなしだが、在学中にそんな経験はなかなかできない。貴重な時間です。でも、指導する側としてはいつもハラハラドキドキです。自分の責任で治療する(自分が)のも大変なのに、学生を見るのはもっと大変。
鍼灸師という資格をもっている人達は實に様々な仕事をしている。その一つに教員がいる。私もその一人です。鍼灸師という他人を治療するプロを育てるこの職業は、自分がプロの治療家であるのが大前提なはず。でも実際はそうでない場合も多い。では逆の場合はどうか。ベテランと呼ばれ、名人と呼ばれるような治療家が自分の技術を他人に伝える機会がある。でも教え方が上手でない場合が多い。ベテランの技術を教えるのが簡単では無いというのも理由の一つだが、自分ができること、知っていることを、伝えたり、見せたりするのと、受け手がそれを理解しているかはイコールではないということをわかっていないのではと思う
患者の立場で治療を理解するのと、学生(受講生)の立場で授業(講義)を理解するのは全く同じ。それをわかっていない指導者は多い。
私は良き指導者、先輩達に多くを学んできました。今でも学んでます。だから、後進にも同じように思ってほしい。良き鍼灸師になるには良き師匠が必要だと思う。
写真は基礎Ⅰ講習会の時に受講生がもってきてくれたパン。かわいそうだけと食べちゃいました。桃味だった。なんか最近調子悪い。そういえば年筮ではこの時期巽がでていたなー。