易経入門講座 第6回

10月17日(土)に易経入門講座の第6回目が行われました。
今回のオンライン配信はタブレットへの書き込みを直接取り込む新スタイルで行われました。

前回の講座ではいよいよ『易経』の本文である64卦に入り、乾為天の卦辞と爻辞の説明でした。
その続きで今回は2番目の坤為地という卦です。
今まで取り上げられてきた応・比(承・乗)・当位や後天八卦図を交えつつ、卦辞の解説がありました。

東洋文化の歴史の中で、漢の時代には天地の気を読むために象数易が利用されました。
易の記号などを使って自然を陰陽の変化としてとらえる考え方です。
この考え方を不老不死のために活用しようとした煉丹術は、東洋医学の生理観と深く関係しています。
その1つとして蘇東坡の養生訣が紹介されました。
これは東洋医学の感覚を実感できる他、健康法としてもおすすめということです。
受講された方は資料を見返しつつ実践してみて下さい。

また、今回も受講生の占例を皆で検討しました。
2例やって、片方は筮前審事の使えない例、もう一方は詳細がわからない例、と一筋縄ではいかないものでした。
それでも皆さんしっかりと考え、自分の読みを発表していました。
今年から受講し始めているメンバーも段々と卦の読み方をつかんできているようです。

次回は11月21日(土)です。
64卦で使う応・比(承・乗)・当位に不安がある方は、動画やノートを見返して復習しておいてくださいね。