2023年度 基礎1コース 土曜日クラス 第6回

7月29日(土)に基礎1コース土曜クラスの第6回目が開催されました。
今回は肩部治療、再診カルテについてです。実技では基本治療と補助治療の肩部治療までの一通りの流れをやりました。

はじめに肩部治療についてです。
肩部治療はこれまで臥位であった患者さんを坐位になってもらい治療します。坐位になった際、起き上がりの動作に異常がないか、眩暈を起こすようなことがないか、などを確認します。また、寝ている状態から起き上がると、患者さんの状態が変わるので、その状態を整えます。その際、皮膚のゆるみ具合、頚部の安定性、左右の肩の下がり具合、身体の左右の偏り、背骨の屈曲の程度などを確認します。実際の治療は肩井や肩髎あたりの凝りと圧痛を確認して健側に鍼をします。

体が弱っている人(中脈を感じない人)、妊婦さん、貧血をおこしやすい人(敏感になっている)は肩部治療をやらないで治療を終了します。また他の手順も出来ない場合は飛ばしていいとのことです。

次に再診カルテについてです。
患者さんを診る前に書く情報は気圧、湿度、気温、天気です。小林名誉会長は脈速は測った段階で書き、他は治療後に書いているとのことでした。また、指標や使ったツボは漢字ではなく、アルファベット+数字の表記で書きます。例えば肩井だとGB21、太淵だとLU9のような感じです。漢字で書くこともできますが、時間短縮のためにもアルファベット+数字表記で書けるようにしときたいですね。

最後に実技です。
基本治療と補助治療の肩部治療の一通りの流れをペアに分かれてやってもらいました。脈診、腹診、背部のツボの取り方など講師の桂田先生に確認してもらい進めていきます。確認してもらった後に再度ペアの方の体を診て、なるべく桂田先生と取り方が一致するように確認してみてください。

8月は講習会がありませんので、この期間に家族や友人の体を借りてたくさん練習してくださいね。次回は9月9日(土)になります。9月の講習会もよろしくお願いいたします。

助手 酒巻