4月13日(土)に易経入門講座の第1回が行われました。
易というと一般的に筮竹を使った占いをイメージする方が多いかと思います。
しかし、鍼灸師が易を学ぶからといって、治療で占いを使うわけではありません。
『易経』は占いの他に、儒教の経典という歴史的側面も持っています。
伝統的な中国医学の背景である儒教文化の考え方を学ぶために易を習っていきます。
そこで初回となる今回は、中国の歴史と易がどのように関わってきたかが取り上げられました。
年代ごとのキーワードに合わせて、易の扱われ方の違いを見ていく形式です。
この流れがわかっていると、易について自分で調べるときに把握しやすくなりますよ。
(この内容を知りたい方は『mook積聚治療007』をお読みください!)
前述の内容と矛盾するようですが、この講座では易の占いも勉強していきます。
易の長い歴史の中で、様々な占い方が考案されてきました。
こちらも流れがわかっていないと、易占の本を読んでも混乱してしまいます。
そこで中国~日本での易占の歴史の簡単な紹介もありました。
この講座は3年1クールで進めていくため、リピート受講の方も参加しています。
しかし、今年度は例年以上に新規の受講生が入ってきました。
新鮮な雰囲気の講習会になりそうです!