北海道基礎1クラス 第10回  10月16日(日)

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10月16日、北海道基礎1コースの第10回目が行われました。

前回までで基礎1コースのカリキュラムは全て学び終わりましたので、最終回の今回は、今まで学んだことへの疑問やもう一度再確認したいことなどを兼ねての実技練習です。

現在はみなさん60分以内での治療ができるようになりましたが、基礎2レベルでは30分以内での治療が求められます。そこへ向けて、どう行っていくかということが課題になってきます。

基本治療を終えて残った積が補助治療を行っても変化しにくいときは、どう考えたらよいかという質問がありました。

ひとつの考え方として、腹診のときに聚と積の混じったものを見分け、きちんと積を見つけているかということがあります。証立てを間違うと変化しにくいので、補助治療を行っても積が変化しにくいといったことが起こります。

それには、最初の腹部接触鍼、脈調整などひとつひとつの積み重ねが大切になってきます。一回の接触鍼でできるだけ多くの聚を動かせるようになりましょう。

鍼の持ち方、当て方ひとつでも変わってきます。

自分のスキルを一定にする、常に同じレベルで診れるようになるよう、ひとつひとつ確実に行っていきましょう。

講習会はこれで全て終了となりましたが、講習会に出て習ったからといってすぐにできるようになるものではありません。先生も話していましたが、経験から学べることがたくさんあります。

今回の講習会で学んだ技術を活かしていけるよう、今後もどんどん練習して経験を積んでいってください。

北海道では、積聚治療を学んだ鍼灸師や学生たちで練習会なども行っています。ぜひ参加して、共に技術を磨いていきましょう。

(佐藤友香)